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放置されている六甲山の間伐材を特別な箱に
“地域資源の活用で森を守る”を次世代へ
現在、私たちの身の回りにある「木」は、値段が安い海外からの輸入材が多くを占めています。
一方で、六甲山をはじめ、森を維持するために間引きした国産の木=間伐材は、有効活用されることなく放置されているという矛盾があります。
そのままだと“もったいない”地域資源を日常に取り入れ、豊かな森を守ることにつなげる活動をしている2人の“森と木の男”が、一般的に流通していない六甲山の木でスペシャルな箱を作り上げました。薫り高いひのきの木箱には、森の未来を問う次世代へのメッセージが込められています。
木材コーディネーター 山崎正夫
プロフィール
2009年に間伐材を活用した打楽器「カホン」を手づくりするワークショップ集団「カホンプロジェクト」を創設。
ドイツ木材メーカーの輸入代理店を経て、日本全国の森との関わりを深め、各地の地域材の商品開発や木製品の販売促進に関わる。
また、六甲山の森と人とを繋ぐ「もりの木プロジェクト」では、六甲山の手入れから出た樹木を有効活用すべく、精力的なイベント活動はもちろんの事、商品化に至るまでの六甲山材のブランディングも手掛けている。
社名:SHARE WOODS
名前:山崎正夫
職業:木材コーディネーター
HP:http://www.share-woods.jp/
電話:0120-492-690
未来を担う子どもたちに向けて
本物を伝えていく事が真のコンセプト
六甲山の木を使って日常の木材工芸品から、加工用の材木まで用意できることを知っている人はほとんどいません。この地域資源である六甲山の木を使って色々なモノづくりが出来る楽しさや可能性を、子どもたちを含め少しでもたくさんの人に知ってもらいたいと思います。
木材業 服部真俊
プロフィール
かつては兵庫運河沿いに十数件あった製材所の中で、唯一加工を続けている株式会社三栄の四代目。 街中の製材所としての存在意義を模索し、木材業界以外の様々な地域活動にも精力的に参加している。 六甲山間伐材の製材にも関わる。
社名:株式会社 三栄
名前:服部真俊
職業:木材業
HP:http://www.sanei-kobe.co.jp
電話:078-681-4131
本物を伝えるという事には
物事の本質を伝える事も含まれる
これからの未来を託していく子どもたちが大人になった時に、このプロジェクトで触れた「木にまつわる国内の現状」を思い出して、矛盾を解消しようと思うきっかけになる事を信じ次世代に託します。
製造工程
間伐
森林の成長過程で、密集化する立木を間引く作業を「間伐」と言います。森は人の手で間伐という「手入れ」をしないと崩れてしまします。必要のない木を間引く事で豊かな森は維持されているのです。
間伐材の加工
間伐材とは間伐の過程で発生する木材のことです。間伐材の加工肯定では、無駄なく資源を活用する事を念頭に置きながら用途や目的に合わせて丸太を木取りし、加工しています。
商品化
貴重な六甲山材の商品化に当たって一番に重視している所は「木材の持っている個性を活かす」という事です。また、「六甲山の木材」という意味を込めて六角形にパッケージ箱をデザインしました。
多様性の追求
六甲山材の面白さや可能性を表現する為に、物を入れる箱だけではない何かを追求しました。今回のパッケージ箱はインテリアとしても飾れるよう、中に磁石を埋め込む工夫がされています。
山崎正夫氏インタビュー