柄
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貴重な「登り窯」で焼く丹波焼の柄はまるでアート作品
柄の部分を手がけるのは、丹波焼丹文窯四代目にして丹波焼アーティストの大西雅文。
平安時代から伝わる丹波焼は、窯の中で温度や湿度によって薪の灰が釉薬(ゆうやく)となり、ひとつずつ異なる模様や彩色が生まれるのが特徴です。
そんな伝統を引き継ぎ、岩を砕いて土を作るところから始め、現存が極めて少ない「登り窯」でひとつひとつ丁寧に焼いた作品は、まさに一期一会。
登り窯の丹波焼で作る包丁柄は他に類をみません。
陶芸家 大西雅文
プロフィール
昭和55年_丹文窯四代目後継者として兵庫県篠山市に生まれる。
平成12年_大阪芸術短期大学部 デザイン美術科工芸専攻する。愛知県瀬戸市の加藤氏により、霞仙陶苑にて修行を始める。
平成16年_立杭/丹文窯にて作陶を始める。
平成17年_兵庫県加古川市のヤマトヤシキ百貨店に於いて初めての個展を開く。グループ窯へ入会する。
平成18年以降_神戸大丸、阪急梅田本店、海外(アメリカはニューヨーク、ポートランド)・(フランス)・(台湾)・(韓国)などで、個展・グループ展を精力的に行う。
屋号:丹波焼窯元 丹文窯
名前:大西雅文
職業:丹波焼アーティスト
HP:http://tanbungama.com
電話:079-568-1031
丹波焼を直に「見て」「触れて」「感じて」もらいたい
兵庫県なら教科書にも記載がある丹波焼は主に日用雑器を作る技として歴史の中で愛されてきました。これは遠い過去の技術ではなく実は現代でも色んな用途で使えるのが丹波焼の魅力です。
このプロジェクトを通して丹波焼の普段使いが当たり前として広がるきっかけになればと思います。
製造工程
採土と土もみ
丹波焼の陶土(原土)は、主に四ッ辻粘土、弁天黒土を「採土」して使用しています。焼成した時の歪みやひび割れ、膨れなどを防ぐ為、丹念に土を練ります。
成形
形状・種類によりいろいろな成形方法が行われます。ロクロ成形が中心ですが、型の複雑なものは、タタラ・押型・手びねり成形などがあります。
本焼きと窯出し
釉薬を掛けた品物を窯に詰めます。窯に薪(主に松の木)をくべ、数日かけて1250℃~1300℃の温度で焼成します。焼成後、数日おいて窯出しし、製品検査の後に出荷します。
完成
焼成後、窯変した丹波焼には「灰被り(はいかぶり)」と呼ばれる、美しい色や様々な模様が現れ、一品一品違った趣を見せてくれます。
大西雅文氏インタビュー